“駐在先での試練と希望:妻の癌診断と米国医療体験”

このブログ記事は、1995年に米国シカゴに駐在した際の個人的な経験に基づいています。記事では、渡米直後に妻が長女を出産し、その後副甲状腺の癌で入院したこと、言語の壁による医療説明の理解の困難さ、手術と入院に対する不安、そして医療保険の重要性について述べられています。また、妻の健康状態が現在良好であることも触れられています。m(_ _)m

妻の癌診断:

1995年、私は結婚後すぐに妻を伴って米国シカゴへ渡米しました。渡米して直ぐに妻は長女を出産しました。その直後に副甲状腺の癌で入院することになりました。 生活するために最低限必要な英語は、なんとかカタコトで出来るのですが、医学の専門用語とかは、さっぱり分からず、ドクターの説明が分からず、何回も聞き直してようやく癌であることを理解しました。 (>_<)

医療専門の通訳サービス:

今から考えると、このような状況では、通訳サービスや医療用語の翻訳ツールを活用することが有効であると思います。また、病院や医師に対して、分かりやすい言葉で説明を求めることも大切ですね。

妻にはそのまま伝えるかどうか躊躇しましたが、ドクターからは直ぐに入院して手術する必要があると言われ、できるだけ不安な気持ちを与えないように説明を試みました。 当時、妻は英語は未だよくは理解できなかったので、手術を受けること、入院することは非常に不安であったと思います。 幸いなことに米国の医療保険に加入していたので費用面では、あまり心配しなくても済みました。 この経験から米国駐在期間は医療保険に加入することが非常に重要だと実感します。 現在、妻はその後定期的な検査、治療はありましたが、手術を受けてから28年経過していますが、幸運なことに転移や再発もなく元気に生活しています。(๑•̀ㅂ•́)و✧

米国で医療目的の通訳サービスを提供しているいくつかの機関を紹介します。

  1. The Language Doctors Inc: この団体は医療通訳サービスのグローバルリーダーの一つであり、文書翻訳やウェブサイトのローカライズ、世界中での通訳サービスも提供しています。彼らは6大陸で活動し、300以上の言語に堪能です。25年以上の業界経験を持ち、医療通訳の専門性が高いです(The Language Doctors Inc)。
  2. CyraCom Language Solutions: 米国での言語通訳プロバイダーのリーダーの一つで、特に医療分野に特化しています。1995年以来、クライアントにサービスを提供しており、100言語以上で24時間365日のサービスを提供しています。電話、ビデオ、現地での通訳サービスがあります(CyraCom Language Solutions)。
  3. Translingua: 1980年から米国で医療通訳および翻訳サービスを提供しています。彼らの認定医療通訳サービスは、患者満足とケアを確保しながらリスクを軽減します。6500以上の言語と方言に精通した医療通訳者は、様々な生命科学の統治機関によって認定されています(Translingua)。

これらのサービスは、患者と医療提供者間の通信を容易にし、言語の壁を乗り越えるための重要な役割を果たしています。特に医療環境においては、正確で効果的な通訳が極めて重要です。これらの機関は、多言語に対応し、HIPAA準拠のセキュアな通訳を提供しています。

シカゴ近郊で癌治療で有名な病院:

シカゴ近郊で癌治療で有名な病院として、以下の施設が挙げられます:

  1. UChicago Medicine: Newsweekによる2023年の「アメリカのベストホスピタル」リストで優れた癌治療プログラムとして認められ、特に乳がん治療プログラムで優れた評価を受けています。UChicago Medicineは、全米で72の包括的癌センターの一つとして、National Cancer Instituteに指定されています(UChicago Medicine)。
  2. Rush University Medical Center: U.S. News & World Reportにより全米で癌治療のトップ50病院の一つとして認められています。Rush University Cancer Centerは、アメリカ外科学会のCommission on Cancerに認定された包括的な癌センターで、多様な臨床試験を提供しています(Rush University Medical Center)。

これらの病院は、最先端の治療法、多様な臨床試験の提供、そして包括的な患者ケアに重点を置いており、癌治療において高い評価を受けています。また、患者とその家族に質の高いサービスを提供していることで知られています。

まとめ:

駐在先での実際の医療体験について記事を書いてみました。医療環境の違いや言語の壁を乗り越えるために必要な情報を入手することが重要ですね。また、費用面でも保険に加入しておくことが大事です。

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