基本設計：油圧配管継ぎ手用ねじ込みタップ寸法

油圧配管ブロックやマニホールドを設計する際に、適切なタップ加工寸法を設定することは重要です。以下に、Rc（PT）タップ加工寸法L（Min）について詳しく説明します。

1. 設計時の基本

油圧配管ブロックやマニホールドを設計する際は、以下のRc（PT）タップ加工寸法L（Min）を基に設計します。これにより、C・D設計が実現できます。

2. Rc（PT）タップ加工寸法L（Min）の計算方法

Rc（PT）タップ加工寸法L（Min）は、次の式を用いて計算します。

3. L（Min）より小さい寸法を求める場合

L（Min）よりさらに小さい寸法を求める場合は、R（PT）プラグの寸法を参考にします。ただし、肉厚が薄くなる場合があり、強度の確認が必要です。

具体例

以下の表に、呼び径ごとの下穴、タップ面取、L寸法（短ねじ・長ねじ）、および各条件における最小加工寸法L（Min）を示します。

( )寸法は市販高圧エルボ寸法

Rc（PT）タップ加工寸法L（Min）の設定は、油圧配管ブロックやマニホールドの設計において重要な要素です。適切な寸法を選定することで、強度と信頼性を確保することができます。